クリスチャン人口1%の壁を越えるには

2020年7月30日木曜日

キリスト教問題

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 ツイッターをやっているとクリスチャンって意外と多いんだな、人口の1%って嘘なんじゃないの、って錯覚する。エコーチェンバー効果だろうけれど、それなりに賑わっていて楽しい(もちろん嫌なこともある)。


 自分が知ってる限り、ここ30年ずっと(ずっとね! ずっと!)「クリスチャンは人口の1%」と言われ続けていて、毎年受洗する人がいるのに増えていかないのは、亡くなる人だけでなく、何らかの事情で教会を離れる(or信仰を捨てる)人も多いからでは? と思っている。掬っても器がザルだったら、結果は+-0。

 伝道方法云々より、離れていく人たちの事情や気持ちを探った方が効率的かもしれない。


 入信するまでは懇切丁寧に接するけれど、入信後はあれしろこれしろ、あれはダメ、これはダメで信徒を利用したり縛り付けたりする傾向が、一部の教会にある気がする。釣った魚に餌はやらない、的な。あるいは既存のメンバーの居心地ばかりが優先されて、新しい人や若い人たちが蔑ろにされている気もする。それでは人は定着しない。最初は良くても、いずれ嫌になって去って行く。(その辺りが教派は教会によって違うのは承知しているけれど。)

 伝道方法より、教会運営の見直しが必要かもしれない。


 自分の知っている範囲の話だけど、教会に批判的な人は、もともと熱心な教会員だった人が多い。それが傷つけられたり失望したりで、結果的に今の批判的な立場に至っている。根拠のない誹謗中傷は別だけど、そういう人たちの真摯な批判には、積極的に耳を傾けるべきだと思う。そこに教会再生のヒントが沢山あるはずだから。


 去って行った人たちのことを責めたり無視したりは簡単にできる。しかし自分たちの姿や態度を振り返って反省するのは難しい。教会にとって必要なのは、さてどちらだろう。

 そこが本当の「クリスチャン人口1%の壁」だと、わたしは考えている。

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