教会の未来予測

2020年8月28日金曜日

教会生活あれこれ

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 若者が多い教会に若者たちがどんどん集まっていくのは、若者向けのイベントの数々が(一般社会のそれより)魅力的で楽しそうだから、でなく、単に若者が多いから。類は友を呼ぶ。


 ではそもそもなぜ若者が多いかというと、たまたま牧師の子や信徒の子たちが同年代で、彼らが核となって「若者が多い」イメージができるから。つまり偶然の要素が大きい。


 そこに若者たちに理解のある牧師やリーダーがいて、彼らに活動の機会を与えて伸び伸びやらせてあげて、かつ若者たちの中にカリスマ性のある子がいて、いろいろ歯車が噛み合うと、「若い世代が盛り上がっている」という印象になる。そして若者たちが周囲から集まってくる。

 そうして若い世代が中心になると、高齢世代が集まりにくくなり、一層若者が増えていく。「若者化」のスパイラルに入る。


 ただし、こういう教会は稀だと思う。ある程度大きな都市でないと無理でないだろうか。


 とはいえ都市部の教会はそういう若者たちの教会が教勢を伸ばしている印象がある。新宿の某プロテスタント教会に行ったことがあるだろうか。日曜は若者たちで溢れかえっている。そこだけ見ると、教会員の減少とか若者の教会離れとか、嘘ではないかと思えてくる。


 高齢化して徐々に信徒数を減らしていく教会群とは、まったく逆の光景だ。


 もしかしたら、10年か20年か後の「キリスト教会」のイメージは今と全然ちがうものになっているかもしれない。

 そして教派的には、いわゆる聖霊派系が伸びて行くかもしれない。元気で、活動的で、何かが起こりそうな期待感だけは備えているから。


 いずれにせよ、今後20年くらいで教会を実質的に(経済的に)支える層が代替わりして、今より若年化するのは間違いないと思う(代替わりできず消滅する教会も少なくない気もする)。


 すると、今露骨にLGBT差別をしているリーダーたちが、その時になって「悔い改めた」などと言い、一転してLGBTを擁護するようになるかもしれない。

 しかしそれは信仰の変化でなく、単にお金のためだ。

 20年後に要確認。

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