ずっとずっとクリスチャン人口1%なのはなぜ

2019年12月27日金曜日

教会生活あれこれ

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 それは一教団の問題ですよね?
 それは一教会の問題ですよね?
 それはごく一部の問題ですよね?

 と問題を小さくしたがる人がいるけれど、キリスト教会が構造的に抱える問題がある。牧師の神格化とか、一部の人間による教会の私物化とか、教義を利用した虐待とか。 それが強く現れるところと、あまり現れないところがあるだけ。

 教会の問題は芽と同じ。条件が揃えば、どこででも芽を出す。そして全ての教会がその芽を持っている。気づいていないか、知らないだけ。

 キリスト教に助けや救いを求めてくる人は決して少なくないと思う。けれどいざ教会に来てみると、あれこれ問題に気づいて、矛盾を感じたり失望したり、結局離れていく人が少なくない。日本のクリスチャン人口は1%とか1.5%とか言われるけれど、それは新しく信じる人が全然いないからでなく、出ていく人がそれなりに多いからだと思う。

 器がザルだと何も貯まらない。沢山入れても、それだけ出て行く。そういう現実を無視して「信仰は一部の人にしかわからない」とか、「霊的なことを悟る人は少ない」とか、少数優良選民意識ばかり肥大させてどうするのだろう。

 もし伝道したい、クリスチャンを増やしたい、日本を福音化したいというのなら、まず自分たちが抱えている問題を認め、直視し、そのうえでどうすべきか、みんなで考えるべきだと思う。

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