某クリスチャン(?)ブログが取り上げている「CERN」について。
また変な「終末説」が一部で主張されている。
なんでもスイスにある欧州原子核研究機構(CERN)が今年に入っていから、大型ハドロン衝突型加速器を再稼働させたとのこと。それ自体は事実のようだ。けれど一部の変なキリスト教(?)団体に言わせると、この装置には、宇宙創造の引き金になったとされる「ビッグバン」を引き起こす程の力があるとのこと。そしてこの装置が地下にあるものだから、「地獄の扉」となって、そこから悪魔たちが地上に湧き出てくる、とか言っている。
youtubeの動画があるから興味のある人は見ればいいと思うけれど(私はこの記事のために我慢して見た)、ちゃんちゃらおかしい。
まず第一に、ビッグバンくらいの爆発がスイスの地下で起こるとしたら、「地獄の扉」とか言ってる場合じゃない。その爆発は(ビッグバン説が正しいとして)全宇宙の再構築が起こるレベルだから、全人類は瞬時に消滅するだろうし、そしたら悪霊とかもう関係ないでしょう。
第二に、CERNで大事故なり大爆発なり、何でもいいけど彼らが危惧するような事態が起こって「地獄の扉」なる穴が開くとして、物理的な穴から霊的な存在(悪魔)が出入りするというのはナンセンスだ。そもそも悪霊はすでに存在している訳で、彼らは穴とかドアとか、そういう物理的な出入り口を必要としていない。
第三に、彼らは黙示録9章の「底知れぬ穴」のことを言いたいのだろうけれど、聖書の記述を見ると、その穴を開けるのは星である。地下の施設とかビッグバンとか関係ない。
第四に、これは疑問だけれど、わざわざ恐怖を煽る演出で映像を作る意味がわからない。おどろおどろしいBGMに意味深な(でもまったく関係ない)映像を羅列して、いたづらに人を脅かしているだけだ。それに途中、実験施設みたいなところでフォーメーションダンスをしている作業員とか、CGの宇宙人(?)が踊っているところとか、「何これ」な展開もあって、真面目なんだか不真面目なんだかよくわからない。むしろ冗談であってほしい。
でもこれを紹介している某クリスチャン(?)ブログは「これは本当にやばい」「とりなし祈りながら見て下さい」とか言っていて、どうやら真面目である。これを見て何をどう「とりなす」べきなのか全然わからないけれど、強いて言うなら、フォーメーションダンスの作業員たちが足場から落ちないように祈ろうかな。
この手のあやしい「終末説」は今までにもあった。
たとえば2011年3月に東日本大震災があったけれど、同年9月、太陽系の惑星の配列が特殊な形になり、そこへ彗星が接近してきて地球の引力が乱れて再び大地震が起こる、みたいなことを変なキリスト教(?)団体が言っていた。 NASAからのデータ提供があったとか言っていて、いろいろな画像やデータ値を挙げていた。けれど結局何も起こってない。
だからあやしげな「終末説」に踊らされてはいけないし、よく聖書が言っていること、あるいは言っていないことについてよく考えるべきだと思う。てかこの程度の話は一般常識のレベルで判断できる思うけれど。
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クリスチャンと「常識」
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怪しさむんむんの映像を作ったという話に、オウムが尾崎の死をアメリカの陰謀であるとにおわせるような映像を作ったのと同じだと思いました。
返信削除新興宗教系プロテスタントの中に、オウム真理教と同じことをやらかすのが目立つのをみると、ひょっとすると脱会したオウム信者が、「俺、オウムやめた。今はクリスチャンになったんだー」といって、この系統の終末詐欺大好き新興宗教系プロテスタントに流れていった可能性があると思います。
人間が作った地下の装置が地獄の扉などという大いなるものになることができるなら、人間は全知全能の神といえるでしょう。それほどの能力が人間にあるというのなら、神もはもちろん仏も必要がありませんし、そもそも宗教自体も必要としないほど完成された存在になっています。人間がそれほどの力のある存在であるのでしたら、世界中どこにいっても戦争も犯罪も貧困もなく、地球は誕生したときからユートピアになっていたはずです。婆原彰晃はムーの読みすぎとしか思えません。もっとも新興宗教系プロテスタントにはこのような人たちがたくさんいて、彼らの元ネタはオカルト雑誌しかないわけですが。
「この程度の話は一般常識でわかる」と思ってしまいますが、これは頭が正常な人間に限ってのことではないでしょうか。新興宗教系プロテスタントに完全に洗脳されてしまった頭は正常ではありません。彼らに一般常識があるはずもなく、だから終末詐欺にひっかかってしまって、「世界の終末が近い」という聖職者の子供が結婚すると聞いても、自分たちが騙されて子供の結婚費用を巻き上げられただけだということに気付かないのです。
見つけたよ~、そのブログ。
返信削除大真面目に「男は女よりあばら骨が一本少ない」とか書いちゃってるよ。
その程度なのに、、なんでこの人の言うこと信じられるんだろう?
洗脳されてる人達の方がCERNよりよっぽど怖いわ。
有る人は、データを持ち出して、9/13がヤバいと言い、
返信削除自分たちの主に帰依するように拡散しています。
この人、真剣な顔で「ムーもまともな事を言うようになった」などと宣っているので
処置無しです。
重荷を取り除くのが信仰なら、何故こういった連中と付き合うと
重荷が増すのですか?それで、私は連中から逃げていますが。
連中はこのブログを賑わす某教祖様と繋がっているので
ますます…お近づきに成りたくないです。
私には、信仰の衣を纏ったカルト集団と断絶するのが一番の薬なんでしょうが
どうしたら良いんですかね?
一番いい方法は彼らの半径十メートル以内には絶対に入らないことですか(笑)。幸いリミットはもうすぐです。その日が過ぎたら「バ~カ~」と笑ってやればいいのです。
削除9月が再臨や携挙のある月だという主張をする人は、婆原彰晃教祖のほかにもいるようです。(今月の半ばではなく終わりに再臨だか携挙だかを主張するグループがあるという話を聞いています。)
終末が近いから自分のところの宗教団体に入信しろ、そうでないとお前は地獄に落ちるぞ!とやっているのは、別に新興宗教系プロテスタントの専売特許ではありません。
新興宗教系の仏教である顕正会でも「日蓮大聖人に帰依しないと北朝鮮が侵略してきて日本が滅びる!」とわめいていたりもします。ここは暴力主義的な考えをもつカルトとして有名で、しょっちゅう入信を断った人間を殴打したり監禁したりしているので、警察のお世話になる信者の多いこと(笑)。
ブログで盛り上がってわざわざ南国まで会いに行った人達で、実際会ってみたら
返信削除突き放されたような感じでがっかりしたとおっしゃっていた方々が、
また(^O^)なコメント入れてたり、最近開設された学校!?に参加されていてちょっと驚きました。
ソウル・タイされてしまうのでしょうね。
最近誰もCERNのことを口にしなくなったけど・・・一過性のものなのでしょうか?
返信削除当然ながら一過性です。彼らはいつも新鮮な「危機」を必要としていて、すごいピンチの数々を信仰によって乗り越えてきた、みたいな話を作りたいからです。
削除つまり架空の敵を設定して、架空の戦いをし、架空の勝利を得て、それをあたかも真実であるかのように話し、人々を振り回すのです。
CERNという新商品の寿命は短かったですね。まあユレユレ詐欺商法はその商売のやり方ゆえに、どうしても○月○日までという期限を必要とします。期限が切れればそれで商品価値はなくなります。非常に賞味期限の短い商品で、短期間で消費されてしまう性質のものです。
削除新興宗教系プロテスタントは、こういった寿命の短い商品を次々と出していかないと商売にならないのです。だから婆原彰晃教祖をはじめ、この手の終末屋さんたちは、次から次へと新製品を大衆に出さなくてはなりません。いい加減ネタ切れにならないのかなあとこっちのほうが心配してしまいますが、彼らはネタ切れもせず飽きもせず本当によくやっています(笑)。新興宗教系プロテスタントの懲りない面々を見ていると、人間は金儲けのために必死になる生き物なのだなあと痛感してしまいます。
18:00の匿名です。
削除>彼らはいつも新鮮な「危機」を必要としていて、すごいピンチの数々を信仰によって乗り越えてきた、みたいな話を作りたいからです。
一過性なんですね。
あんなにCERNと言っていたのに!今はCERNのことを言及しないんですね。
結局彼らは口では「信仰によって勝利した!」「主に栄光」と言っていますが、結局は信仰自慢をしてるように思えてなりません。いかに自分たちが断食・献金・祈り・・・を頑張っているか、信仰においてエリートなのかをひけらかしてるようにさえ見えてしまいます。CERNのお次は地獄体験、天国体験です。また年末あたりに新しい「危機」を見つけ出してきそうな予感が・・・
昨年の携挙騒ぎに浮かれた自分が恥ずかしくなります。
18:00の匿名様
削除恥ずかしがることはないと思いますよ。気持ちはわかりますが。
それより、おかしいことに気付けて良かったと思います。気付けないとそのままズルズル流されてしまいますし、そういう方が少なくないようですから。