教会その他に集まったクリスチャンたちの「お祈り」のあるある。個人の祈りでなく、複数の中で誰かが代表して祈る、あるいは順番に祈るときの話。
■食事のお祈り
(代表者)早く終わらせたいけれど、意地汚いと思われたくないからちょっと長く祈る。
(聞く側)早く終わらせてもらいたいけれど、意地汚いと思われたくないからガマンして聞く。
(頻出ワード)作ってくれた人に感謝します。世界中の恵まれない人にも食べ物をお与え下さい。これに力を得てさらに神の業に励むことができますように。等。
(30秒経過)長いと感じ始める。目の前の食事の匂いが妙に気になる。
(1分経過)祈りがまったく耳に入ってこない。自分との戦い。
(3分経過)怒りを覚えるレベル。
(5分経過)合掌。
(カルト的)食事の感謝を全員順番に祈る。幼児だからって許されない。祈りが盛り上がっちゃって牧師が按手の祈りとか始めるかも。もはや食事どころじゃない。
■皆で順番に祈るとき
・自分の番が序盤か中盤か終盤かを意識している。
・自分の番が近づくとソワソワしてしまう。
・自分が終盤の場合、他の人がまだ祈っていない内容を必死で考えている。
・でも必死で考え出したことを直前の人に祈られてしまってピンチ。
・誰も祈っていない独特の視点を披露するのが楽しみ。
・ソワソワするのが恥ずかしいので、かえって冷静にふるまう。けどそれが逆に不自然。
・自分が祈り終ると、もう後の人の祈りが耳に入ってこない。
・時間がかかり過ぎてしばし妄想の世界に入っている。
・ちなみに、祈った課題がその後どうなったか案外誰も気にしていない。
■ある課題(たとえば試練にある人のため)を祈るとき
・その人を試練から守って下さい。(普通)
・その試練を遠ざけて下さい。(普通)
・いいえ、その人が強められて試練に勝てるようにして下さい。(特別な視点でしょ、エッヘン)
・天の大軍勢がその人を取り囲んでいるのが見えます。(電波系)
・霊の領域で今その試練を打ち破りました。(超電波系)
・ちなみに幼い子が「その人を試練から守って下さい」と可愛らしく祈ると、「これぞ幼子の信仰だ!」と称賛される。あれ、でもそれって普通の祈りじゃなかった?
■クリスマスのお祈り
・イエス様のご降誕を感謝します。(普通)
・まだこの神様の愛を知らない人たちが、知ることができますように。(普通)
・クリスマスはイエス様の誕生日じゃないんだけど、巷が祝ってるからそれに合わせて一応祝います。(イタイ系)
・クリスマスはイエス様の誕生日じゃない。真のクリスチャンは仮庵の祭りを祝うものだ。あ、ちなみに私は真のクリスチャンですけどね。(超イタイ系)
・(聖劇で)天使の格好をした幼い女の子が手を合わせて祈る姿に感動。(ロリコンか)
■オマケ:しなくていい「お祈りアピール」
・今、断食して祈ってるんですよ。あ、でも3日目だからまだまだですけど。(←黙っとけ)
・毎日あなたを覚えて祈ってますよ~。(←恩に着せてます?)
・毎朝起きたら1時間は祈らないと気が済まないですね。(←霊的ってこと?)
・ある夜突然目覚めて、あなたのことがすごく気になって祈ったのよ。きっと主が私を祈らせようとして起こしたのね。あなた、あの夜何もなかった?(←何もなかったので大丈夫です)
・(時事問題を取り上げて)○○が××になって良かった。実は私、そうなるように祈ってたのよ。(←あなたが祈ったからじゃありません)
何時も思いますが、食事の感謝の祈りであるのに、悔い改めの祈りになったり、司会者の公同の祈りをしなくてはならないのに、個人の神との間の信仰生活の反省を長々と、とうとうと祈る人がいて、呆れて心も合わせることが出来なくなり、終いにはアーメンも言えませんね。
返信削除また、祈祷会って二度と出ないと心に決めて早10年。自己満足合戦でしかありません。