衝撃の銀座アップルストア

2012年10月13日土曜日

アップル

t f B! P L
先日、1年ほど愛用しているiPhone4sのロックボタンが、自然に壊れた。
めり込んでしまって、押すことができなくなったのだ。
たかがロックボタン、と思っていた。
が、これが案外困った。

当たり前だが、ロックできない。
使い終わったらそのままにしておかなければならない。ポケットに入れる時などに、間違って何か押してしまいそうだ。
あと、滅多にしないが、再起動もできない。アクセシビリティを使えば、できなくはないのだろう。しかしどうも面倒臭くて、腰が引けてしまう。
知り合いのSoftBank店員にオフの時に聞くと、ロックボタンが壊れるのは「よくある」とのこと。

とりあえず近所のSoftBankに行ってみた。保障に入らなかったから、お金かかるかな、と思っていた。が、なんと1年以内の自然故障なら、無料でできるそうだ。しかも、新品との交換!
バッテリーの減りがゲキハヤだったので、これは嬉しいニュース。さっそくお願いしますと言いたいところだったが、アップルストアでなければできない、とのこと。しかも混んでいるから、HPで予約したほうがいいですよ、と薦められた。あと、バックアップもした方がいいと。そう言えば、最近していなかった。
そのまま直行したい気持ちを抑えて、いったん帰宅。久しぶりにiTunesで同期して、アップルのHPへ。教えられたページにアクセスする。結果、予約は最速で翌日の昼だった。ちょうど仕事が休みなので、予約ボタンをクリック。
すぐに、アップルから予約確認のメールが届く。この辺のサービスは、さすがだなと思った。

そういうわけで翌日、久しぶりの銀座へ。話題の東京駅も近い。帰りに行ってみよう。

アップルストアには、予約時間の10分前に着いた。
余談だが、私は約束とか、待ち合わせとかを厳守する方だ。(しかし友人が遅れる分には、別段怒ることもない。)
今まで銀座に行っても、アップルストアは素通りしていた。用事がなかったので。
そういうわけで銀座のアップルストア、初体験である。

ガラス張りの店内に入る。MacBookやiPad、iPhoneがズラリと展示されている。スタッフは全員青いTシャツ。皆一様に笑顔なのでちょっと気持ち悪い。
暇そうなスタッフに声を掛ける。サポートは4階だと教えてくれた。
「奥のエレベーターをお使い下さい」
奥のエレベーター?
見てもガラスの壁があるだけだ。右手に階段はある。
よくわからないまま、奥へ。
ちょうど、壁に向かって立っている男性がいる。壁を眺める趣味があるわけではないだろう。エレベーター待ちだと確信して、彼の後ろに立つ。
しばらく待つと、ガラスの向こうに黒い箱が降りてきた。そしてガラスが一部スライドする。なんか、カッコいいんですけど。
ワケもなく興奮しながらエレベーターの中へ。
4階だと聞いていたので、4の数字を押す。しかし、反応しない。何度か触れてみたが、どうもボタンではないようだ。周囲を見ても、操作パネルらしきものが見当たらない。
ど、どうしよう。
一緒に入った男性は微動だにしない。あとから何人か入ってくる。が、誰も何もしない。
これは何かワケがあるらしい。
ドキドキしながら様子を見ていると、ガラスのドアが勝手に閉まった。そして上昇し、2階で止まる。ドアが開く。そして閉まり、また上昇。

ようやくわかった。全自動の各階停止なのだ。

4の数字を何度も押して、いかにもバカではないか。
恥ずかしいなと思いながら、4階で降りる。

驚いたが、サポートルームは超満員だった。グループレッスンのブースなどもあり、活気がある。
しかしいくら混んでいても、こっちは予約者。すぐに対応してもらえる。・・・と思っていたが、待たされた。5分、10分、と時間が過ぎていく。
何のための予約だよ!
と内心突っ込む。
先に、友人が待ち合わせに遅れても怒ることはない、と書いた。しかし、こういう場合は話が違う。
そろそろ怒って注意しようかと思った。が、その矢先に担当者に声を掛けられた。
「お待たせして申し訳 ありません」とのことなので、怒り鎮静。

あとはスムースだった。症状を言ったら、簡単な確認と手続きだけで、真新しいiPhone4Sを手にすることができた。10分程度で済んだと思う。
帰りのエレベーターも、もう戸惑わない。って、当たり前か。
ちなみに写真は、帰りにエレベーター内を撮ったものだ。光っている数字のところが、私が何度も押してしまったところである。

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