今回は私が教会で見聞きした「おかしな話」を紹介します。自分の教会だけでなく、同系統の教会で見聞きした話です。たぶんまともな教会の人たちが聞いたら「そんなおかしな話あるかい!」とツッコミたくなると思いますが、こういうのを真面目に信じている人たちはけっこう多い、ということは覚えておいて下さいませ。
では始めます。
①「髪が伸びる日本人形には悪魔が憑いている」
いきなりすごいのが来ました。すみません。でも私、聞いてしまったんです。牧師と副牧師が真剣な顔で、そんな話をしているのを。悪魔って人形にも憑くんですね。すごいですね、怖いですねっ。
②「祝福の隣に呪いがある」
これまた意味不明な発言です。「主に祝福されて喜んでいる時ほど、悪魔に攻撃されやすいから気をつけろ」的な意味ですね。要は故事成語の「塞翁が馬」と同じです。良いことが起こった後は、悪いことが起こる、と。いやー悪魔って、本当、怖いですねっ(←淀川さん風に読んで下さい)。
③「祈る時は働きを信じない。働く時は祈りを信じない」
難易度が高いものばかりですみません。
これは、たとえば「Aの為に祈り、また働く」という場合、祈る時は祈りに集中する、働く時は働きに集中する、みたいな意味です。え、やっぱりわからない? ごめんなさい、私にもわかりません(笑)。
④「異言は全ての霊的賜物の土台だ」
「異言」でたくさん祈ると、いわゆる「霊的パワー」がチャージされてきて、「預言」とか「癒し」とかの賜物が使えるようになるよ! みたいな話です。あれ、ここってドラクエの世界でしたっけ?
⑤「油注がれた者に手を置くと、電気が走るような衝撃を感じる」
私、見たんです。牧師がある信徒に按手した時、「痛てっ!」と叫んで、反射的に手を引っ込めたのを。本当に、電気が走ったみたいでした。そして牧師の一言。「これはすごい油注ぎだ!」
たしかに油注がれた人の身体には、電気が走ってるんですね!
ちなみにそれ、真冬の乾燥した時期でしたが。
⑥「預言している時は、自分でも何を言っているのかわからないのです(だから言ったことに対して責任持ちません)」
どうやらその人、「預言」する時は恍惚状態になってるみたいなんです。完全に「通り良き管」となって、いわば「神に身体を貸している状態」なんだとか。
へぇー(←思いっきり冷ややかに棒読みして下さい)。
⑦「聖書の言葉を正しく語れば、誰も傷つけない」
聖書の言葉はどれも、人間に対して100%有益らしいです。だから正しく理解して語るなら、有益な結果しかもたらさない、と。
それと同じ口が「同性愛は罪だ」とか言って、傷つけまくってるんですけどね。
⑧「ボーンアゲイン(新生)を体験した者は、もはや罪を犯しません。犯せないのです」
本当に聖霊によって生まれ変わった者は、新生した者なので、もはや罪と無縁だ、というわけです。そう言ってた人がとんでもない犯罪者だった、なんてことが珍しくないのですが。
⑨「断食の祈りは、すべての悪しき鎖を断ち切る」
たとえばギャンブルをやめられないと苦しむ人も、断食の祈りをちゃんとやればギャンブル断ちに成功するそうです。失敗したとしたら、それは(断食の)祈りが足りん! ということらしいです。断食の祈りって、万能なんですね! これなら神様は必要ありません。
⑩「御国がこの世に侵入する」
最後に極め付けの難物がやって来ました。これはいったい何なのでしょう。さっぱりわかりませんね。神の国が、悪魔の支配を打ち破って、この世界に入ってくる? みたいな意味らしいです。え、やっぱりわからない? ごめんなさい、私にもわかりません(2回目)。
以上、教会で見聞いた「おかしな話」集でした!
皆さんも何か知ってるのがあったら、ぜひ教えて下さいませ。
ちなみに繰り返しますが、こういうのを真面目に信じているクリスチャンさんもいます。世界は広い、ということでしょうか(溜息)。
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