今回は、10月の自助グループで出た話を一つ紹介したいと思います。
題して「牧師ってホストと一緒じゃね?」
わりと問題ありなタイトルな気がしますが、初めに断っておきますと、全ての牧師がそうだと言っているわけではありません。一部の拝金主義な牧師のやっていることが、そのままホストクラブのホストと同じではないか、という話です。
自助グループではもちろん真面目な話をしていますが(深刻な話題も多く出ます)、それだと思い詰めてしまいますから、時々息抜き的な話もするわけです。その一つが、今回紹介するものです。
ある教会でのお話です。
勤め人のAさんが教会にやって来ました。Aさんは大きな会社でバリバリ働く男性で、まだ信仰を持ったばかりです。三位一体とかそういう難しい話は知りません。教会生活も一年に満たないくらいです。
でもそんなAさんが、いきなり教会役員に選ばれ、重要な奉仕を任されるようになりました。もちろん彼の社会経験やステータスからすれば、それくらいの待遇が相応しいのかもしれません。でもさすがに無理のある人事じゃないかと、多くの人が感じました。しかしもちろん口に出しては言えません。なにしろワンマン牧師の独裁教会でしたから。
横暴な牧師でした。信徒への暴言など日常茶飯事です。他にもメッセージ中に特定の信徒をいじって笑いものにしたり、からかったりと、やりたい放題です。「これも愛情表現だ」と牧師は言い張りましたが。
でもそんな牧師が、Aさんだけは妙に大切にするのでした。礼拝後は必ず声をかけ、相談があれば身を乗り出して聞き、別れ際は熱い抱擁を交わします。Aさんの家族にも特別目を掛けているようでした。
そんなAさんが度々持ち出す話題の一つに、「献金自慢」がありました。この前これこれの額を捧げたんですよ、みたいにいちいち教えてくれるわけです。
そういうのを考え合わせますと、ああ牧師はAさんを金ヅルと見ていたんだなあ、と気づくわけです。金払いがいいから大切にしていたんだと。
そういえば同じようなケースが他にもありました。会社を経営している人とか、有名企業に勤めている人とか、そういう人たちを牧師は決して馬鹿にしたり、からかったりしませんでした。むしろご機嫌取りのように腰を低くして接していました。
という話が自助グループで出たわけです。それを聞いた別の方が「それってホストと同じじゃないですか」みたいなことを言って、ああ確かにそうだね、と盛り上がったと。
ちなみにホストとは、ホストクラブの男性従業員のことです。女性客に給仕したり、話を聞いたり、いろいろケアしたりするのが仕事です。それで女性客に気に入ってもらい、「指名」をもらうのが成功の条件のようです。詳しくは知りませんが。
ホストは自分を指名してくれる女性客を「指名客」と呼ぶようですが、中でも金払いのいい客を「太客」と呼ぶようです。たくさんお金を払ってくれる客なら、そりゃ大切にしますよね。だからホストは太客を特別大切にし、気に掛けていろいろケアするわけです。
このホストと太客の関係は、上記の牧師とAさんの関係と同じじゃないでしょうか。献金を沢山してくれる信徒を特別扱いしているとしたら、ですが。
というわけで献金額で信徒を差別する牧師のことを、これから「ホスト牧師」と呼ぶことにしましょう。皆さんのまわりにホスト牧師はいませんか。いたら「太客はいますか」とか聞いてみて下さい。たぶん「太客」という言葉を知らないと思いますので(笑)。
自助グループでは他にも笑える話がいろいろ聞けますから、また紹介していきたいと思います。あ、繰り返しますが、自助グループでは専ら真面目な話ばかりしてますよ(笑)。
もし興味のある方がいらっしゃれば、いつでも歓迎です(今のところ東京のみの開催です。すみません)。
ちなみに10月21日の自助グループは神保町のミーティングスペース(以下の写真)で行いました(自助グループは基本、プライバシーの保護のため個室で行なっています)。
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