ブログのこととか、書くこととか

2018年8月18日土曜日

雑記 私事

t f B! P L
 今回はキリスト教関連の話でなく、ブログについて、ちょっと思いの丈を書かせていただきます。

 私が当ブログを始めたのは2013年3月のことですが、当時から今まで一貫しているのは、「自分が書きたいこと、伝えたいことを書く」という姿勢です。だから誰かに頼まれて書いたことはありません。「こういう記事を書いたらウケるかも」という意図で書いたこともありません。いわゆる「ウケ狙い」「アクセス狙い」「釣り狙い」「炎上狙い」で書いたこともありません。結果的に多くのアクセスを集めた記事なら、いくつかあります(読んで下さってありがとうございます)。ただ意図してやったことではありません。本来なら意図的にできた方がいいのかもしれませんが(笑)。

 一部の例外として、いただいたコメントへの返答として記事を書いたことがあります。でもその場合でも私が「書きたい」「伝えたい」と思ったことを書いたまでです。その意味で、誰かを満足させたい、という動機は私にはあまりないようです。

 私の強い動機の一つは、間違いなくこれです。
「キリスト教会もこんな危険な場所になるんだ。これは皆が知っておくべきだ」
 だから手を変え品を変え、色々な形で、カルト化教会の危険性を訴えてきたわけです。私にとってそれが全てと言っても過言ではありません。

 でもそんな私でも、ブログを始めたばかりの頃は、「ブロガーとはどうあるべきか」といろいろ調べたり、本を読んだりもしました。そして「アクセスアップの秘訣」とか、「興味をひくタイトルの付け方」とか、「SEO対策」とか、いろいろ試行錯誤したものです。世に言う「ブログライター」とか、「フリーランスライター」とかがやっているようなヤツですね。

 実は、フリーランスのライティングの仕事をやってみようかな、と思ったこともあります。結局やりませんでしたが。どうもそういうのが、私には馴染みませんでした。

 もちろんライティングで稼ぎたいとか、ライティングで生計を立てたいとか思っている人たちには、そういう方法論が命綱であり、やってて当然、知ってて当たり前なのかもしれません。
 でもせっかく「ものを書くのが好き」なのに、なぜ「人のために書く」のでしょう。自分のために書いたっていいのではないでしょうか。少なくとも私はそうしたいです。もちろんこれは、私が必ずしも専業ライターになりたいと思っていないからかもしれませんが。

 ただちょっと考えてほしいのです。
 たとえば会社員として、自分がやりたくもない仕事にフルタイムで従事している人が、「フリーライターになりたい」と思って転職したとします。でもフリーライターになれたとして、結局「人にウケる記事を継続的に書かないといけない」「これこれの方法論に沿って書いていかないといけない」「1日に何記事、1時間に何文字書かないといけない」みたいないろいろな制約に縛られてしまうとしたら、会社員の頃と何ら変わらないのではないでしょうか。むしろ会社員の方が、いろいろな意味で安全な気がします。

 せっかく「書くのが好き」なのに、それではもったいないな、と私は思うわけです。

 それより私は、稼げなくてもいいから好きなこと、書きたいことを書きたい。人に頼まれてでもなく、人の期待に応えるためでもなく、ウケるためでもなく、自分が書くべきと思うことを書きたい。自分が全力で取り組めることを書きたい。そして願わくば、それがある人々にとって有益なものであればいい。
 と、そんなふうに思っています。

 そこには多分、ブロガーのブームとか、フリーランスライターのブームとかに対する反発もあります。「自分のために書くのはプロじゃない」とか、「これこれのテクニックで書けるのがプロだ」とか、そういうもっともらしい方法論に対する反発ですね。

 もちろんそれはそれでいいんですよ。そういうので書いていける人たちは、書いていけばいいです。誰も止めません。ただ、そうでないライティングだってあっていいんじゃないかな、と私は個人的に思うわけです。
 もちろんこれとて、誰に同意を求める話でなく、私が勝手に考えていることですが。

 何はともあれ、私は書くことが好きです。上手いか下手か、どこに通用するかしないかは別として、文章を書いていると活き活きします。吃音症だから余計かもしれませんが、思い通りに書けると気持ち良くて仕方ありません。

 もちろん辛い時もあります。なかなかふさわしい言葉が見つからなかったり、流れが掴めなかったり、どうもスッキリしなかったりすることもあります。そういう時は苦しいですね。実際、何日かまったく書かない時もあります。訓練と思って書く時もあります。

 でも結局、書き続けています。やめる理由がありませんから。これが私という人間なんだなあと思うことにしています。
 さてダラダラと結論のない話を書いてしまいましたが、これが私のブログに対する姿勢です。ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

QooQ