卒業と、永遠と、睡眠

2018年3月8日木曜日

「天国」あるいは「地獄」の問題 雑記

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卒業・・・

 3月、卒業の季節ですね。

「別れ」と「終わり」の季節です。学校を卒業する、部署を異動する、定年退職する、など様々な「終わり」があるでしょう。私の時代の卒業式はよく海援隊の『贈る言葉』が歌われましたが、今はどうなのでしょうね。
  ところでこの時期、私が絶対しないことがあります。ディズニーリゾートに行くことです(笑)。卒業祝いの学生たちで、いつも以上の混雑ですからね。

 卒業と言うと、1967年の映画『卒業』があります。主人公が結婚式場に乗り込み、式の最中の元カノを連れ出してバスで逃げる、というラストシーンで有名な映画です。なんで卒業ってタイトルにしたのか、イマイチわからないんですけど。

 それはいいとして、大学生どうしなのに駆け落ちしてしまって、その後大変な人生を送ったんじゃないかな、と今は心配になります。当時は単純に感動しただけでしたが。「愛」があれば大丈夫なんでしょうかね。でも結局のところ、お金がないとどうにもならないと思うんですが、それは私がイヤな大人になってしまったということでしょうか。よくわかりません(笑)。

終わりと始まり

 卒業は「終わり」だと言いましたが、概ね何にでも「終わり」があり、また「始まり」があります。
 卒業の次は進学や就職があります。部署異動したら新しいキャリアが始まります。退職したら(いわゆる)第二の人生が始まります。

 若干哲学的な話になりますが、「終わり」と「始まり」はいつもセットですね。あるいは「始まり」と「終わり」がセットと言うべきか。どっちが先かはわかりません。

 いずれにせよ、人の命もそうです。「終わり」があれば「始まり」があります。
 キリスト教的には死後に行くべき所(天国とか地獄とか)がありますから、死んで人生が「終わり」を迎えても、その次が「始まる」とされています。
 あるいは仏教的には「生まれ変わる」とされていますから、今の生が終わったら、次の生が始まります。
 無神論の皆さんは「死んだら無になる」と信じるそうですが、それなら「無」が始まる、と言うこともできそうです。

 それと同じように、セットで考えられるものが他にもあります。
 たとえば「前と後」「右と左」「上と下」「入口と出口」などなど。大概のものは「前」があれば、「後」もあります。
 さてここでクイズです。では「入口」だけあって、「出口」がないものは何でしょう?

  答えは「ゴキブリホイホイ」でした。あれは「入るだけ」ですから(笑)。
 実は、他にもあります。何だかわかりますか?

 キリスト教的な「天国」や「地獄」は、教義的には「永遠に続く」と考えられています。永遠です。一度始まったら、もう終わらない。それは言うなれば「入口」だけがあって「出口」がない、ということですね。入るだけの一方通行ですから、ゴキブリホイホイと同じです。
 はい、答えは「天国」と「地獄」でした(笑)。

とりあえず寝ましょう

 そんなことはどうでもいいとして、今月何かを卒業される皆さん、おめでとうございます。
「終わり」や「別れ」は寂しいものかもしれません。また、次に始まる何かが不安かもしれません。
 人によって卒業シーズンとは辛いものですよね。私も卒業式の日、一人になってから、急に悲しくなって涙ぐみました。一晩眠ったらスッキリしましたが(笑)。

 だからこの時期に何かが「終わる」(あるいは「始まる」)ことで悲しかったり辛かったりする人には、「よく寝る」ことをお勧めします。とりあえず脳を休ませてあげれば、また違った考えが出てくるかもしれませんから。

 あ、これは卒業シーズンだけの話ではありませんね(笑)。

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