こんどの9月13日が危ない! とかまた言っている人がいるのでちょっと書いてみる。
その人いわく、時代の激動期特徴は3つで、
①戦争
②災害
③金融危機
とのこと。
でもこれって聖書の真理とかじゃなくて、当然の現象である。戦争が起これば金融危機も起こるし、逆に金融危機が戦争の発端となることもある(第二次世界大戦とか)。それに大規模な災害が起これば株価が下がるから、金融危機にだってなり得る。どれも繋がっている。
また時代の激動期だからそれらが自動的に重なって起こるのでもない。むしろ順番が逆で、それらが起こったから、後の時代の人が「ああ時代の激動期だったね」とか言うのだ。
それは難解な真理でないし、聖書知識がなくても簡単にわかる。クリスチャンでなくてもわかるし、一部の変人が言う「霊の目が開かれていない」状態でもわかる。
だからそういうのをドヤ顔で書く時点でどうなのって話。
くわえて上記の人が言うのは、7年毎に大規模な金融危機が起こっている、とのこと。
その人が書いたメール文章を入手したので、以下にその根拠となる部分だけ掲載してみる。
●7年の節 出来事 ユダヤ歴の大晦日
1987年9月 ブラックマンデー 9月23日
1994年9月 メキシコ通貨危機 9月5日
2001年9月 911による株価暴落 9月17日
2008年9月 リーマンショック 9月29日
2015年9月 金融危機再燃? 9月13日
以上。
ほら、だから言った通りでしょ? ってドヤ顔な言いっぷり。
でも調べれば5分でわかるんだけど、ブラックマンデーは10月19日の出来事で、メキシコ通貨危機は11月以降の出来事だから、どちらも9月ではない。9月と書くのは明らかに間違っている。
それに金融危機を取り上げるなら、最近ならギリシャの件を取り上げるべきだし、規模で言えば1920年代の世界恐慌も外してはいけない。日本だって2度に渡る石油危機を経験している。他にも調べれば少なからず出てくるだろう。
そういうことを書かないのは、彼らが主張する「7年毎」に反するからに他ならない。自分たちにとって都合のいい事象だけを取り上げて、都合のいいストーリーを作り、さも重要な秘密であるかのように言う。けれどそれは恐怖の捏造であって、もはや詐欺に近い。
他にも星の運行がどうとか、ユダヤの祭の時期との絡みがどうとか、それらしいことを言っている。けれどそれって昨年も言っていたし、別団体は2011年9月にも似たようなことを言っていた。どんだけ頻繁に星の運行が危険になるんだよって話じゃないだろうか。それに祭のたびに世界のどこかに危機が訪れるとしたら、ユダヤ民族もその文化風習も、世界の祝福でなく最凶最悪の呪いになってしまう。「ダビデの幕屋」を信奉する彼らとしては、それでは都合が悪いだろう。
という訳で、危ないのは9月13日でなく彼らの頭なのだと私は思う。で、13日を過ぎても何も起こらない場合、彼らはまた都合のいい言い訳をすると思うから、どんな言い訳をするかここで先取りしておこうと思う。
■9月13日に何も起こらなかった時、彼らが使いそうな言い訳
・霊の次元ではすごいことが起こった。これは「霊的に覚醒した人」でなければわからない。
・主の憐れみによって危機は回避された。ハレルヤ!
・主の御心は高く、私たち人間にはわかりません。だからどうして何も起こらなかったのか、所詮私たちにはわかりません。
・この件に関しては、沈黙を守るよう聖霊様から言われています。
・(その日にどこかで起きた事件事故をさして)ほら、これがそれです!
この中のどれかが採用されたら笑ってあげて下さい。
そりゃあ屁理屈こねたり呆れるほどバラエティに富んだいいわけをするでしょうね。だって詐欺で訴えられたり金を返してくれと怒鳴り込んでこられたら困りますもの(笑)。
返信削除新興宗教系プロテスタントの人はこんなときだけは悪知恵の働く人が多いこと。うそもあそこまでいくと芸術でしょう。
ここまでやるほどのエネルギーがあるのですから、新興宗教系プロテスタントの業界でみんなから憎まれるようなことをしていないで、もっと人類のためになることでもすればいいのにと、みなさんも思いませんか?
全てはカネのため!!
返信削除彼らのやっている事は、単なる商売です。
綺麗事を並べて白く塗った墓。
拝金主義者・守銭奴・羊の着ぐるみを被ったオオカミ・・・・・。
彼らのニックネームでしょう!