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2泊3日のキャンプとかカンファレンスとかで感動して、「これから毎日◯◯しよう」と決心しても、長続きしないケースが非常に多い。それはひとえに、「特殊な環境」で体験したことを、そのまま日常生活に持ち込もうとしているからだ。その前に本当にできるのかどうか、継続できるのかどうか、よく考えてから「決心」した方がいい。と、いうような話でした。
今回は、それをプラスの方向に転じて、じゃあどうしたら継続できるのか、考えてみます。6つの段階にまとめてみました。
・「決心」したことを続けるには① よく休む
何かを「やろう」としている時になんで休むんだ、と思うかもしれませんが、私たちには休息が必要です。毎日7~8時間寝てれば十分かもしれませんが、時にはもっと長く休んだ方がいいこともあります。特に何かを始めようとする時は、よく休んだ方がいいと私は思います。
たとえば仕事をしている人は、多くは朝から夕方まで働くと思います。長い人はもっと長いでしょうし、変則的な人もいるでしょうが、とりあえず午後7時には帰宅するとします。それから食事して入浴して、家族がいるなら家族の時間を持つとか、テレビや本やネットを楽しむとか、その他の用事を済ませるとか、人それぞれでしょうけれど、何だかんだで0時くらいには寝るんじゃないかと思います。
ここで提案なのですが、何日かで良いので、帰宅したらできるだけ早く寝るようにしてみて下さい。たとえば7時に帰宅したなら、最低限することだけして、8時にはベッドに入るのです。そして寝ましょう(早すぎて眠れないかもしれませんが)。すると朝まで10時間以上眠れることになります。それだけ休息して朝、体の調子がいいなあと思ったら、疲労が溜まっていたということです(もちろん個人差はあります)。これを数日間続けるだけで、普通に休日を1日過ごすより体が快適になることがあります。
そうやって心と体をスッキリさせてから、その「決心」についてもう一度考えてみましょう。たぶん違った印象を持つと思います。
要は、人間何かを始めるには、体力や健康がすごく大切だということです。
たとえば仕事をしている人は、多くは朝から夕方まで働くと思います。長い人はもっと長いでしょうし、変則的な人もいるでしょうが、とりあえず午後7時には帰宅するとします。それから食事して入浴して、家族がいるなら家族の時間を持つとか、テレビや本やネットを楽しむとか、その他の用事を済ませるとか、人それぞれでしょうけれど、何だかんだで0時くらいには寝るんじゃないかと思います。
ここで提案なのですが、何日かで良いので、帰宅したらできるだけ早く寝るようにしてみて下さい。たとえば7時に帰宅したなら、最低限することだけして、8時にはベッドに入るのです。そして寝ましょう(早すぎて眠れないかもしれませんが)。すると朝まで10時間以上眠れることになります。それだけ休息して朝、体の調子がいいなあと思ったら、疲労が溜まっていたということです(もちろん個人差はあります)。これを数日間続けるだけで、普通に休日を1日過ごすより体が快適になることがあります。
そうやって心と体をスッキリさせてから、その「決心」についてもう一度考えてみましょう。たぶん違った印象を持つと思います。
要は、人間何かを始めるには、体力や健康がすごく大切だということです。
・「決心」したことを続けるには② しばらく様子をみる
「〇〇をしたい」と思っても、すぐには始めないことをお勧めします。2~3日とか1週間とか、あえて何もしないで様子をみてみたらどうでしょうか(その間に、上記の休息を実施するのもいいでしょう)。〇〇に単に興味があった「だけ」なら、数日でその興味を失うかもしれません。そして数日で冷めてしまうものなら、その程度だったのです。しかし数日たっても「やりたい」という思いが消えないなら、あるいは以前よりも増しているなら、それは始める価値があるのかもしれません。
もちろん何かを始めるには「興味」が大切です。しかし「興味」だけでは続かない、ということです。
誰が忘れましたが作曲家が、「使えそうなフレーズがふとひらめいても、あえてメモらないでおく」という話をしていました。それきり忘れてしまって、もう2度と思い出さないフレーズなら、大したものではなかった。でもまた思い出すなら、あるいは何度でも頭の中に鳴り響くなら、それこそ作り出す価値がある。というような話だったと思います。
それと同じです。
要は、動機は何なのか、ということです。
動機がただの「興味だけ」なのか、それとももっと切実なものなのか、案外自分ではわからないものです。でも少し時間をおくことで、それが見えてくることがあります。
もちろん何かを始めるには「興味」が大切です。しかし「興味」だけでは続かない、ということです。
誰が忘れましたが作曲家が、「使えそうなフレーズがふとひらめいても、あえてメモらないでおく」という話をしていました。それきり忘れてしまって、もう2度と思い出さないフレーズなら、大したものではなかった。でもまた思い出すなら、あるいは何度でも頭の中に鳴り響くなら、それこそ作り出す価値がある。というような話だったと思います。
それと同じです。
要は、動機は何なのか、ということです。
動機がただの「興味だけ」なのか、それとももっと切実なものなのか、案外自分ではわからないものです。でも少し時間をおくことで、それが見えてくることがあります。
・「決心」したことを続けるには③ 毎日の生活を見直す
さてよく休んで、様子をみて、それでも「始めよう」と思ったなら、次の段階に入っていいと思います。
では毎日の生活を見直してみましょう。
たぶんどんな人にも、毎日優先的にしなければならないことがあると思います。たとえば仕事とか、家事とか、育児とか、介護とか、学業とかです。私たちには毎日24時間ありますが、それらを行うのに多くの時間を費やしていると思います。そして残った時間を「余暇」として利用しています。
さて「余暇」は、どれくらいあるでしょうか。当たり前ですが、新しく〇〇をするには、そのための時間を確保しなければなりません。ただ「やろう」と思っただけでは、物理的にできないのです。
たとえば、仕事から帰ったら食事して入浴してテレビを観て読書してネットをして0時になったら寝る、という生活をしている人は、その中のどれかを削って、時間を作らない限り、〇〇はできません。
・「決心」したことを続けるには④ 環境を整える
次に環境を整えます。始めたい〇〇によりますが、必要な道具があるなら揃えるとか、部屋のレイアウトを変えるとか、とにかく「やりやすい」ように環境を整えることをお勧めします。
たとえばですが毎日ランニングをしようと思ったら、ウェアやシューズを取り出しやすい位置に置いておくとか、スポーツ用の気に入ったイヤホンと音楽を揃えておくとか、帰ったらすぐウェアに着替えるとかです。とにかく、始めるまでのプロセスを短縮します。「すぐにできる状況」と「すぐにはできない状況」では、「やりやすさ」がえらく違いますから。
あるいは、これは私の場合ですが、ブログはけっこう外で書いています。当ブログの記事の多くは、スタバとかタリーズとかマックとかモスとかで書かれたものです。これは自宅で部屋に1人だと、なかなか集中できないことが多いからです。そういう自分の傾向がわかっているので、あえて人目のある所に行くわけです(最終的には自宅で仕上げるのですが)。
これはほんの一例です。そのようにして、自分なりに「やりやすい環境」を整えていくということです。
・「決心」したことを続けるには⑤ 目標をつくる
何かを習慣的にするうえで、目標はすごく大切です。
そのものの種類にもよりますが、「ここまで達しよう」とか、「これができるようになろう」とか、何かしらのゴールを設定しておくことです。行先がなく、毎日漫然とやっていると、どうしても飽きてきますし、モチベーションが下がってきますから。
音楽教室なんかだと、定期的に発表会など企画して、生徒に人前で日頃の成果を披露させたりします。 あれはモチベーションを維持させるのと同時に、自分がどこまで達したかを見極めさせるためです。
それと同じような意味合いで、日々の中にちょっとした目標をつくっておくと良いと思います。
ただ目標と言っても、難しいものや大それたものでなくていいです。簡単ではないけれど、しばらく頑張れば達成できる、くらいの目標でいいです。いわば中継点みたいなものです。それをクリアしたら次へ、また次へ、と徐々に向上していけるようなポイントを、自分なりに設定し続けていくわけです。
目標設定の注意点は、①ある程度はっきり期間を決めることと、②簡単に判定できることです。すなわち「いつまでに」「ここまで」と決めることです。期間の定めがないと、やはりダラダラしやすくなりますから。また目標がハッキリしないと、できたのかできなかったのか、判定できませんから。
たとえば「○○で充実した時間を過ごす」みたいな目標にしてしまうと、どうなったら「充実した」と言えるのか、よくわかりません。判定できないわけです。そうでなく、たとえば英語検定の勉強をしている人でしたら、「今年の11月に2級を合格する」という目標にすれば、判定は簡単です。
・「決心」したことを続けるには⑥ 時々評価する
さてよく休んで、様子をみて、それでも「始めよう」と思ったなら、次の段階に入っていいと思います。
では毎日の生活を見直してみましょう。
たぶんどんな人にも、毎日優先的にしなければならないことがあると思います。たとえば仕事とか、家事とか、育児とか、介護とか、学業とかです。私たちには毎日24時間ありますが、それらを行うのに多くの時間を費やしていると思います。そして残った時間を「余暇」として利用しています。
さて「余暇」は、どれくらいあるでしょうか。当たり前ですが、新しく〇〇をするには、そのための時間を確保しなければなりません。ただ「やろう」と思っただけでは、物理的にできないのです。
たとえば、仕事から帰ったら食事して入浴してテレビを観て読書してネットをして0時になったら寝る、という生活をしている人は、その中のどれかを削って、時間を作らない限り、〇〇はできません。
知り合いに、朝7時前に出勤して深夜0時過ぎに帰宅するという生活を月曜日から金曜日まで送っている人がいますが、彼が「毎日1時間ディボーションしよう」と思っても、それはなかなか難しいです。というか無理でしょう。
要は、無理なことはできない、ということです。初めは気合で頑張れるかもしれませんが、無理がかかっている以上、長くは続きません。いつか息切れしてしまいます。息切れしないように走るのが、続けるコツです。
要は、無理なことはできない、ということです。初めは気合で頑張れるかもしれませんが、無理がかかっている以上、長くは続きません。いつか息切れしてしまいます。息切れしないように走るのが、続けるコツです。
よく継続できない理由を「自分の意思が弱いから」とか「自分に忍耐力がないから」とかと言う人がいます。けれど意志とか根性とかの問題でなく、そもそも無理だった、負担が大きすぎた、という場合が少なくありません。無理なものは無理なのです。
次に環境を整えます。始めたい〇〇によりますが、必要な道具があるなら揃えるとか、部屋のレイアウトを変えるとか、とにかく「やりやすい」ように環境を整えることをお勧めします。
たとえばですが毎日ランニングをしようと思ったら、ウェアやシューズを取り出しやすい位置に置いておくとか、スポーツ用の気に入ったイヤホンと音楽を揃えておくとか、帰ったらすぐウェアに着替えるとかです。とにかく、始めるまでのプロセスを短縮します。「すぐにできる状況」と「すぐにはできない状況」では、「やりやすさ」がえらく違いますから。
あるいは、これは私の場合ですが、ブログはけっこう外で書いています。当ブログの記事の多くは、スタバとかタリーズとかマックとかモスとかで書かれたものです。これは自宅で部屋に1人だと、なかなか集中できないことが多いからです。そういう自分の傾向がわかっているので、あえて人目のある所に行くわけです(最終的には自宅で仕上げるのですが)。
これはほんの一例です。そのようにして、自分なりに「やりやすい環境」を整えていくということです。
・「決心」したことを続けるには⑤ 目標をつくる
何かを習慣的にするうえで、目標はすごく大切です。
そのものの種類にもよりますが、「ここまで達しよう」とか、「これができるようになろう」とか、何かしらのゴールを設定しておくことです。行先がなく、毎日漫然とやっていると、どうしても飽きてきますし、モチベーションが下がってきますから。
音楽教室なんかだと、定期的に発表会など企画して、生徒に人前で日頃の成果を披露させたりします。 あれはモチベーションを維持させるのと同時に、自分がどこまで達したかを見極めさせるためです。
それと同じような意味合いで、日々の中にちょっとした目標をつくっておくと良いと思います。
ただ目標と言っても、難しいものや大それたものでなくていいです。簡単ではないけれど、しばらく頑張れば達成できる、くらいの目標でいいです。いわば中継点みたいなものです。それをクリアしたら次へ、また次へ、と徐々に向上していけるようなポイントを、自分なりに設定し続けていくわけです。
目標設定の注意点は、①ある程度はっきり期間を決めることと、②簡単に判定できることです。すなわち「いつまでに」「ここまで」と決めることです。期間の定めがないと、やはりダラダラしやすくなりますから。また目標がハッキリしないと、できたのかできなかったのか、判定できませんから。
たとえば「○○で充実した時間を過ごす」みたいな目標にしてしまうと、どうなったら「充実した」と言えるのか、よくわかりません。判定できないわけです。そうでなく、たとえば英語検定の勉強をしている人でしたら、「今年の11月に2級を合格する」という目標にすれば、判定は簡単です。
・「決心」したことを続けるには⑥ 時々評価する
さて、以上のプロセスで〇〇を継続することができたら、時々評価してみます。
評価のポイントはいくつかありますが、たとえば、
「このままで目標を達成できそうか」
「自分は疲れすぎていないか」
「これは負担が大きすぎないか」
「自分は少なからず楽しんでいるか」
「このやり方でいいか、他の方法はないか」
「何か改善できる点はないか」
といったあたりでしょうか。そして適宜修正していきます。
・まとめ
私のお勧めは以上になります。もちろん一つの方法にすぎませんので、当てはまらない人もいるでしょうし、もっと良い方法があるかもしれません。いずれにせよ、「継続」するのはその人自身なので、一番自分に合った方法を、自分自身で探していくしかありません。
最後になりますが、「どうしてもやる気が出ない時」が、誰にでもあると思います。私にもあります。そういう時に私がどうするかと言うと、潔く、何もしません。と言っても後ろ向きなことでなく、「何もしない」という方法を積極的に選ぶ、という感じです(詭弁みたいですが)。そして寝ます。人間疲れていると頑張れないですし、頑張ってもあんまりロクなことになりませんから。そういう時はよく休んで、スッキリした方がずっといいです。
あと、あまり大したことを求めません。たとえば「毎日〇〇する」という場合、一日一日の〇〇にそれほど高いクオリティを求めたら大変なことになります。そんなに時間を割けるわけでもありませんし。だから程々でいいんだ、と割り切ることも大切かなあと、私は思います。
というわけで何かを決心して継続したい皆さん、一緒にコツコツやっていきましょう。
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