【小記事】若さか、バカさか、エンターテイメントか

2018年1月9日火曜日

時事問題

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 アメリカのYoutuber、ローガン・ポール氏が、富士の樹海で見つけた自殺死体の動画を公開し、炎上しました。さすがにこれはまずいと思ったのか、翌日には動画を削除し、謝罪文を発表しました。

 でも事はそれで治らず、彼が渋谷の街で大暴れした様子も批判のマトになりました。これは私も(誰かがSNSにアップしたもので)見ましたが、まあ酷かったですね。よくその場で警察沙汰にならなかったなと、不思議に思いました。

 でもネットでバカなことをして非難を浴びるというのは、以前からありました。何年か前に「バカッター」というのが流行り(?)ましたが、高速道路を制限速度オーバーで走る動画を公開して捕まったり、コンビニのおでんをつつく動画を公開して捕まったりと、後を絶ちません。

 その流れで見れば、ローガン氏のそれも、起こるべくして起こったような気もします。もちろん自殺死体の公開など、決して許されることではないですが。

 ただ今回の件の特殊性は、彼がYoutuberだということです。彼が渋谷で暴れても、神妙な面持ちで謝罪しても、注目を集めれば集めるほど、彼の収益になります。何とも皮肉な現象ですね。なんでもエンターテイメントになるというか。
 毎日動画をアップするYoutuberとしては、それだけエンターテイメント性や話題性が大切なのでしょう。それが行き過ぎて今回のような事態になった、と考えることもできそうです。

 私がいたキリスト教会には、年間通じてけっこうな数の外国人が訪れました。アメリカだけでなく、カナダとかペルーとかブラジルとか、フィリピンとかシンガポールとか台湾とか、とにかくいろいろな国から来ました。いろいろな人がいました。でも皆クリスチャンだったからか、礼儀正しかったですね。日本をリスペクトしてくれていたと思います。

 ただ、ちょっと首を傾げることもありました。 覚えている限りだと皆アメリカの白人青年なのですが(ちょうとローガン氏と同じですね)、イタズラが過ぎる輩がいました。トイレに人が入っているのを知ってて電気を消すとか、礼拝前にギターの弦をユルユルにしておくとか、後ろから誰かの頭を叩いて笑いながら逃げるとか、正直腹立たしかったです。誰も面と向かって怒らず、苦笑いしただけでしたが。

 ローガン氏を見て、ふと彼らのことを思い出しました。もちろん、そうでないアメリカの白人青年もいましたから、やはり人それぞれなのだとは思いますが。

 とかく若いうちは、バカなことをやってしまうこともあると思います。前述の「バカッター」に若い人が多いのも、その証左かもしれません(もちろん若い人ばかりではありません)。でもそれで取り返しのつかない事態になってしまったら、若さも何も理由にならなくなってしまいます。
 昨日の成人式でも、暴れた若者たちがいたようです。
 人生には後悔が付き物ですが、大きな後悔がないよう、願うばかりです。

【関連聖句】
愚かなことが子供の心の中につながれている。懲らしめのむちは、これを遠く追い出す」(箴言22章15節)

 うーん。そのままの意味かと笑

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