2014年9月11日木曜日

【解説】キマジメくんのクリスチャン生活・教会追放篇

「キマジメくんのクリスチャン生活」第11話~第14話の解説。題して教会追放篇。
 本文はこちらから。

→第11話
→第12話
→第13話
→第14話

 ここには、シンジツ兄弟が本人不在の「除名式」で教会から除名される(追放される)顛末が書かれている。
 彼の除名のキッカケは、キマジメくんのいわゆる「什一献金返済問題」にある。十一献金を捧げはじめたキマジメくんが、クリスチャンになった頃に遡って什一を月々返済していくという話で、それを聞いたシンジツ兄弟が異を唱えた。そして、作中には描かれていないけれど、その問題点を溝田牧師に指摘した。
 その席ではシンジツ兄弟が問題を訴え続け、溝田牧師がそれを突っぱね続けるという不毛な会話がなされたと思う。そして結局、牧師は一切非を認めず、逆にシンジツ兄弟にこそ非があると決めつけた。

 以降の展開は非常に一方的である。
 非常に早い段階で、牧師が何人かの近しい信徒(リッチ兄弟やノンビリ兄弟など)を呼び、牧師の側の話だけを聞かせる。そして「シンジツ兄弟が教会を批判した」と確認させる。すると複数人の証言を得たという形になる。そしてシンジツ兄弟に「お前も家族も追放だ。もう来るな」と宣言できることになる。それから時間を置かず、教会全体にこう伝える。
「シンジツ兄弟が罪を犯し、悔い改めなかった。だからやむを得ず除名とした。それしか方法がなかった」

 この間、シンジツ兄弟にはどんな弁明の機会も与えられていない。逆に気づくと、自分がしてもいないことを「した」という話になっている。もう教会には行けないし、信徒とも連絡を取れない。

 これは福音派や聖霊派の教会で時々みられる、「追放」の風景だ。
 知っている人は知っているけれど、知らない人はほとんど何も知らない話ではあるまいか。信徒にとって「触れてはいけない」話題なので、誰も何も話さないからだ。まして牧師が話すはずもない。もし話すとしたら、こんなことだろう。「私は必至で悔い改めを促したのに、聞き入れてもらえなかった」
 それを追放された本人に面と向かって言えるのか、是非とも聞いてみたい。

 この「追放」の特徴を、簡単に挙げてみたい。

・被追放者は、単に問題や疑問を指摘したにすぎない
 たとえば会計管理がずさんだとか、伝道予算で教会の備品を買うのは良くなのではないかとか、そういうモラルに絡む問題等を指摘したにすぎない。あるいは普段から感じている疑問や不安、不満や訴えを表明したにすぎない。攻撃しようとか批判しようとか、そんな意図はそもそもない。

・それなのに悪者扱いされる
 被追放者は良かれと思って、あるいは正しいと思ってしている。それも牧師や教会を想ってのことだ。なのに、やれ教会批判だ、傲慢だ、罪だと言われる。
 結局のところ、牧師の意向に逆らったのが問題なのである。

・一方的に証拠固めされる
 作中と同様、牧師は少数のメンバーを集めて、自分にとって都合のいいストーリーを話す。そして被追放者がいかに罪深いか、悔い改めないか、問題があるかということを強調する。そしてそれを既成事実とする。複数人が一気に牧師の側につくので、被追放者は不利な立場に置かれる。

・一方的に追放を告げられる
 結局何の話し合いもなく、弁明の機会もなく、「教会批判」などの罪状で追放を宣言される。その際、二度と教会に来ないこと、信徒に連絡を取らないことなど約束させられる。
 また、一度も悔い改めなど求められなかったのに、気づくと「彼は悔い改めなかった」などと不信仰のレッテルを貼られている。
 ここへきて、被追放者は、その牧師や教会の誤りに気付く。だから自分から出て行く。二度と来ようと思わない。そして大きく傷ついている。

 ・牧師の意に沿わない人間は追放される
 それがキリスト教会として正しいかどうか、答えは明白だ。しかしそういう教会は存在するので、注意が必要だ。具体的に何に注意すべきかというと、たとえばレギュラーで集っていた信徒が突然来なくなって、その理由がよくわからない、連絡もつかない、ということが少なからず起こっている等だ。

4 件のコメント:

  1. イースタン・ブルー2014年9月11日 22:01

    追放のための一方的な証拠固めをする牧師は、ただのあくどい策略家ですね。もはや牧師ではない。まるで、ならず者を雇って偽証させてナボテを死刑に追い込んだイゼベルのようです。自分が何をしているかわからないのでしょう。

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  2. これはよくあるパターンですね、欠席裁判かつ魔女狩りです。
    福音派だけでなく社会派でもおこっています。このような事がまかり通るところは教会でなくただのサロン又はセクトとしか思えませんね。いや、インチキ商法がばれたら困る職業的詐欺師でしょうか。
    牧師も問題ですが信徒も軽すぎます。どこに眼が向いているのでしょうか?横にいる牧師や信徒ですか? 上を見上げて神様を見ていますか?

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  3. 神の御名前を悪用する、悪党どもです。
    宗教家であり詐欺師でしょうね。マ

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  4. この内容は、私も同感です。私も最初に行っていたキリスト教会より一方的に除名処分されました。
    しかも欠席裁判で、弁明の機会は一切ありませんでした。
    罪名?!は、「教会及び牧師への不従順」でした。
    牧師は、偉くもなんともないはずなのに、とんでもない勘違いをやらかしている大ばかたれが多いのには、あまりにも戦慄を禁じ得ない心境を、今も強く持っています。
    しかし、真の神様はすべてをお見通しなので、遠からずはっきりと介入される時が来るのは間違いないです。
    今は、終末の時代なのは紛れも無い事実!だし、遠からずある「携挙」の時には、はっきりあらわにされるはずです。
    実際、その時になれば、クリスチャンと言われているか自称する多くの連中は、地上に残されて反キリストが支配する大艱難時代を経験することになるのだと思います。
    それでも、おそらく悔い改めないで獣の刻印を受けて、永遠に取り返しがつかない事態に陥ってしまう人は、あまりにも多い!と私は個人的には考えます。
    人は見ていなくても、真の主はしっかりと見ている!ので、全てを主に委ねるのみです゜

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